体験型ツアー企画中!
浅草経済新聞では、浅草を訪れる観光客をメインターゲットに、浅草ならでは江戸や日本らしさを体験してもらおうと、体験型ツアーを企画しています。
昨日はそのトライアルツアーとして、ご提案する私も実際に「体験」をして、どのような時間や動きになるかを試してみました。
今回の「トライアルツアー」の最初のアトラクションは「マイ箸作り体験」。蔵前4丁目にある茂上工芸さんにお邪魔して、メープル素材を使ってマイ箸を作りました。(茂上工芸の茂上豊さんは台東区の伝統工芸士に認定される、江戸指物の第一人者です)
小さなカンナを慎重に駆使しながら面を取り、徐々に角を丸くしていきます。持ち手から箸先までをスムーズにそしてなめらかに整えていく約2時間の工程は、参加したメンバーも無言になるほど真剣になりました。ごま油を上薬代わりに仕上げた「マイ箸」は、愛着が湧きしばらくは食事に欠かせないアイテムになりそうです。
ランチタイムは、浅草六区にある穴場のソバ店に入り、人気メニューのカレーそばを楽しみました。決して目立つ場所にあるわけではありませんが、店内は入れ代わり立ち代わり多くの客でにぎわっていて、こういった、観光ガイドには載っていない隠れた名店もツアーに入れたいな、と考えています。
その後、ひさご通り商店街を抜け千束エリアへ。観音裏にあたるこの地域は浅草の喧噪からはずれ、物静かに時が流れます。昔からの見番があることでも知られ、夜は観光客の皆さんと一緒にお座敷遊び体験なども構想しています。
千束を散策したあとはゆっくり西へ移動。ブレイクを挟んでかっぱ橋を散策。このかっぱ橋商店街はプロの店が並ぶ「日本一の道具街」としても知られています。食器や箸、調理器具などを物色しながら、外国人にも有名になった食品サンプルや刃物店に入り、日本の伝統文化に触れました。
そして夕方になりいよいよメインイベントの「日本料理体験」。西浅草2丁目にある和食体験カフェで今回は「松花堂弁当」を作り盛り付けました。最初に料理長から全体のレクチャーを受け、だし巻き卵を作り、刺身を切ってから盛り合わせ、すしをにぎるなど、和食の奥深さをたっぷりと味わいました。特に「にぎりずし」は外国人だけではなく日本の皆様にも楽しんでいただけるアトラクションだと思います。
今回のトライアルツアーをベースに、第一弾の体験ツアーを近日リリースしたいと思います。また、浅草のみでなく、周辺エリアの墨田、文京エリアとも連携し、浅草から江戸を体験するツアーで、訪日客にも満足度が高いツアーを提供したいと思っています。
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